さいたま国際マラソンの結果を更に分析する
前回のブログは2年ぶりの更新だったのですが、文章を書くということが結構楽しい作業だということを思い起こしてくれました。書きたい気持ちがあるうちにまた更新します。
自分の頭を整理するためにも、今回はなぜサブスリーが達成できたのかをもう少し踏み込んで分析したいと思います。
肉体的には3つ、それ以外で2つ思いついたので、それぞれ列挙します。
1)VO2MAX(最大酸素摂取量)の向上
残念ながらレース本番では心拍計が全然機能しなかったため、正確なところはわかりませんが、170bpm程度の心拍数で終始走りきれたものと思われます。3週間前の30kmレースのときには、練習での疲れを残している状態でもラスト5周まで安定した心拍で走れていました。筋力の向上と合わせて、インターバルトレーニングでの心肺機能強化が顕著だったと思います。
2)筋力の向上
これはインターバルは勿論、登山によるものが大きかったと思います。激坂コースの越後湯沢を除くここ数レースの中では、1月のハイテクハーフマラソンと並んで最も長いストライドで走れました。腹筋を鍛えたことも長いストライドでの着地、蹴り出しの繰り返し動作を安定させたのだと思います。
日付 | 大会名 | ペース | ピッチ | ストライド |
---|---|---|---|---|
'15/11/15 | 第1回さいたま国際マラソン | 4'39" | 188spm | 112cm |
'16/1/10 | 第17回ハイテクハーフマラソン | 4'12" | 192spm | 122cm |
'16/1/31 | 第64回勝田全国マラソン | 4'34" | 188spm | 114cm |
'16/10/15 | 彩の国マラソン30km&フル | 4'15" | 198spm | 116cm |
'16/11/13 | 第2回さいたま国際マラソン | 4'10" | 195spm | 121cm |
ピッチも速くなっているのですが、ここはまだ勉強不足でわかりません。彩の国マラソンでは最後の一周はかなり無理をして上げたため、ピッチが速くなりました。逆にさいたま国際マラソンではほぼ一定のピッチでした。このあたりが今後まだタイムを伸ばせる要素だと思います。
3)体重減
レース2日前の朝が54.9kg、レース当日朝が57.1kgでした。これはここ数年の中では最も軽かったと思います。2週間の糖質&アルコール完全カットが効きました。ちなみにレース後の打ち上げ含めて一週間で4回飲み会して見事に戻しました(;^ω^)
ここまでが肉体的な要因です。
4)補給食の携帯
今大会、RUNNETのレポートで酷評されている原因の一つが給食です。自分は去年の大会レポートでも、最初の給食が27kmというのは遅いと指摘しました。主催者は去年の段階からランナーの声を真摯に聞いてほしかったです。去年の経験があったので、PowerBarのジェル2個とアミノバイタルプロを3個パンツに忍ばせ、10km、20km、27km(アミノバイタルプロのみ)で摂取しました。
ゼッケン番号が若い人の記録をランダムにいくつか見ましたが、後半ガタ落ちの人が多かったように思います。前半から自分のように携帯食を摂っている人は見なかったので、ここの差は結構大きかったと思います。
5)的確なペース配分
自分は前半ハーフがネットで1:28:44、後半ハーフが1:27:55でした。前述のように後半ガタ落ちの人が多い中で、わずかとは言え後半上げられたのはレアだと思います。事実30km過ぎからはほぼ誰にも抜かれませんでした。今回は前半抑えて、抑えてという意識も当然有りましたが、コースが全て頭に入っているために終始リラックスして走れたことも最後まで余裕を持って走りきれた要因だと思います。
以下は余談ですが、オールスポーツのゴール前画像を見たら面白い発見がいくつかありました。まず、自分の直前にゴールした方は前半90分、後半ざっくり86分と、自分が理想とするようなネガティブスプリットでした。多分自分よりハーフが遅くてゴールは早かった唯一のランナーだったかと。また、3時間のペースランナーが自分のすぐ後にゴールしました。難しい役割だとは思いますが、ポジティブスプリットで2時間56分台で走られては・・・まあ自分は無視しといてよかったです。
なんかマラソンブログっぽくなっちゃいましたね。しかも結構偉そうに書いちゃいました。
次回のフルは勝田全国マラソンです。VO2MAXと筋力はまだ上げられると思います。大会で足の甲あたりの筋を傷めてしまい、走れない状況ですが、12月になればまた練習再開できるはずです。勝田までまた頑張りたいと思います。